伊豆半島の古墳を少しだけ巡りました。

こんにちは。松崎温泉　御宿しんしまのsanoです。暑いですねぇ～こんな日は無理をしないで木陰にいるのがいいですね。

きょうはこの間巡って来ました「中伊豆の古墳」について少し書きますね。

伊豆半島って実は古墳が少ないんです。中伊豆の方まで行ってやっと有る、そんな感じなのですね。まずは「駒形古墳」です。

駒形古墳

伊豆・長岡の細い道を上がって行きますとゲートボール場が有りまして。そこに看板があるんですね。もしかしたらですがゲートボール場が有る所も古墳で、前方後円墳の前方の部分かも？と書いてありました。

駒形古墳２

階段の上に小さな祠が立てて有りまして。まさしく神社の原型だなぁ～と感じました。

駒形古墳３

小高い丘と言いますか林と言いますか、その中にありますが。周りにも数基確認されているみたいですので古墳群だったみたいです。

駒形古墳４

そんな「駒形古墳」から車で少し走った所にもう一つの古墳だった所「白石の石棺」があります。

白石の石棺

微妙な書き方ですよね、古墳だった。そうなんです元々は違う所にあった物を今の場所に動かしたらしいんです。

白石の石棺２

看板が有るのですがどこから動かしたは書いてありませんでしたね。また調べておきます。

白石の石棺３

それにしてもよくこれだけの物を作りましたね。昔の人は！

白石の石棺４

やはりこれだけの物を作る時、条件の一つとなるのが「材料」です！そうやって周りを散策してみますと。ほらほらほら。すぐ近くに石切り場の跡がありましたね。勿論時代なんかは違うとは思われますが、そんな石を切って活用していた人々が脈々と生活してきたんだなぁ～なんて思うと面白いですね。

石切り場

さて！ちょと古い資料になりますが、伊豆半島の中の古墳がいかに少ないかが解ってもらえると思います。

伊豆半島の古墳の分布

そんな作る古墳をカバーしていたのが「辰ヶ口岩陰遺跡」などに有ります。もともと有った洞窟を活用したお墓。なのですね！

ですからまだまだ知らないだけで、見付かっていない墳墓はまだあると考えられています。

辰ヶ口岩陰遺跡

そんな古墳が少ない伊豆半島で、古墳をめぐって論争が起きています。場所は玄関口にあたります沼津市なのですが、道路工事の際に見つかりました「高尾山古墳」です。

普通の墳墓で有ればそんなに問題にもならなかったのかもしれませんが。調べてみたところ古墳時代の始まりを告げるといってもよい、最古クラスの「前方後方墳」だと分かりました。

だからなんですねぇ～出来れば残したい方と、道路が無いと不便だよねという方とで意見が分かれているのですね。

高尾山古墳

確かに最古クラスなって言われますと、残してほしい気はしますが難しいですね。

でも！この地に古墳の概念を始めに持った人々がいた！このことが面白いですよね！逆に伊豆半島自体には古墳がなぜ少ない？そんな疑問も残ります。

そんなおかしい伊豆半島だから！面白いですよね！是非そんなちょと変な伊豆に遊びに来てください。お待ちしております。

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西伊豆松崎温泉　旅館　御宿しんしま

こんにちは。 御宿しんしまのsanoです。 都内ホテルの洋食料理人を経て現在は宿で腕を振るっております。 美味しいお料理をたくさんお召し上がりいただくことが生きがい。 伊豆半島の珍しい化石を見つけたり、専門家の先生方のお手伝いをしながら、日々伊豆半島の魅力を伝えるジオガイドとして活動中です。 ※永遠のパソコン初級者。誤字脱字ご容赦ください。

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