ところてん（心太）好きですか？

こんにちは。松崎温泉　御宿しんしまのsanoです。

暑いですねぇ～とても五月とは思えない日差しです！
それでも風が吹いていますのでまだいいのですが。
早めに発生している台風といい、何だか困りますね。((+_+))
でも♪
実は悪い事ばかりでもないんですよ。

嵐の後の静けさ

こちらをご覧ください。
海岸で茶色に見える海藻らしきものを無心に拾う人々がいますよね。
何を拾っているのかといいますと。

ところてんの材料になります天草（テングサ）なんですね♪

無心に拾う人々

この時期はもう、海が荒れますといっぱい海藻が流れ着くんです。
その中から天草や食べられる海藻（しわめ・みちめ）を選別しているんですね。

ですからみんな必死に拾っています！

無心に拾う人々２

実はこのテングサ！いいお金になるんです！だから普通のときはテングサを護る為に漁期が決まっています。

禁漁期間には海に入って刈る事ができないんですね。
ですから！海が荒れるとそのテングサが切れて流れつくものですからこんなに必死に拾っているんですね♪

打ち寄せる海藻

見てください！　てんぐさが積みあがっていますよね。良く見ると棒が立てて有りまして・・・。
どうやら縄張りが張ってあるみたいです♪
「ここのテングサに手を出すな！」
さしずめそんなところですかね。

積みあがる海藻

ざっくり説明しますと、
（１）乾かす
（２）ゴミを取ってまとめる
（３）製品になります！
ので、みんな濡れた天草を干すんですよね～。平らな所には、そこらかしこに！

干される海藻

この風景を見られるのは今だけですよ～。この時期の海岸の風物詩です。

干される海藻２

この天草（てんぐさ）、心太（ところてん）にしてもう一度寒い時期に、信州などで雪の上で乾燥脱水をしますと、
⇒　寒天（かんてん）になるんですね。
もう一度言いますよ！

（１）天草
（２）心太
（３）寒天

同じものなのに、変わっていくんです～！　びっくりでしょ？！
伊豆のテングサは質がいいものですから昔から有名なんですよ♪
場所によっては道路に干している人もいます。
当館の実家でも、庭に干してあります。まるで「ジュータン」。

この時期に西伊豆の海岸を散歩していますと、もしかしたら天草を拾っているかも！
応援してあげてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました！！

西伊豆松崎温泉　旅館「御宿しんしま」
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こんにちは。 御宿しんしまのsanoです。 都内ホテルの洋食料理人を経て現在は宿で腕を振るっております。 美味しいお料理をたくさんお召し上がりいただくことが生きがい。 伊豆半島の珍しい化石を見つけたり、専門家の先生方のお手伝いをしながら、日々伊豆半島の魅力を伝えるジオガイドとして活動中です。 ※永遠のパソコン初級者。誤字脱字ご容赦ください。

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